カテゴリ
月別
アーカイブ
フジゲンは「Fender Japan」をはじめ、これまで様々なメーカー・ブランドの製造を請け負う「OEM生産」を引き受け、その確かな技術と品質で沢山の良いギター・ベースを世に送り出してきました。
現在もOEMを引き受けており、「よく目にするあのブランドのギターも実はフジゲン製だった」なんてことも珍しくありません。
今回はそんな「フジゲン株式会社」(以下フジゲン)と、先日山口県長門市でお買取させていただきました「FGN EXPERT OS EOS-ASH-R」をご紹介します!
フジゲン本社工場 (画像引用元 : https://www.fujigen.co.jp/location.html)
フジゲンは長野県松本市の楽器製造メーカーで、1960年に「富士弦楽器製造株式会社」が創立されました。
設立当時は少数名でバイオリンの試作品に着手しており、間もなくクラシックギターの製造に転換していきます。
エレキギターの製造は1962年からです。
1960年代後半になるとエレキギターがブームとなりフジゲンも会社の規模を大きくしていきました。
1978年にローランド社と共同開発した世界初のギターシンセサイザーを発表。
81年には当時ギターメーカーとして世界初のNCルーターを導入しました。
そしてその翌年1982年には”フェンダー”=「CBSフェンダー社」とOEM提携を結びフェンダーギターの生産が開始され、83年には当時世界一となる、ひと月に一万四千本の生産を達成しました。
それからというもの、新たなブランドや新たな事業・工場の設立、設備投資など規模を大きくしていき、2012年には世界各国の楽器メーカーが一同に会する世界最大級の楽器展示会「NAMM show」に出展。
2019年には創業60周年を迎えられました。
OEM提携企業
フジゲンはその技術力と世界一の生産規模を有していたことから、様々な有名メーカー・ブランドの製造を請け負っていました。
フジゲンがOEM生産をしていた楽器は年代が経ったものでも、日本のみならず世界の中古市場で高値で取引されています。
以下は過去提携を結んでいたメーカー・ブランドの一部です。
■Fender
・Fender
・Fender Japan
・Squier
■Gibson
・Epiphone Imperial Series
・Orville by Gibson
・Epiphone Elite / Elitist Series
■ERNIE BALL MUSIC MAN
・EX Series
■DEAN Guitars
■Teisco
■Cool Z
以下は現在も提携を結んでいるメーカー・ブランドの一部です。
■Ibanez
・J Custom Series
・Prestige Series
・J-LINE Series
・Artist Signature Model
■G-Life Guitars
■History
自社ブランド「FGN Guitars」
フジゲンは現在OEM製品だけでなく自社ブランドである「FGN Guitars」を日本及び世界に展開しています。
「FGN Guitars」も例に漏れず高い技術力と生産規模により、モデルによっては学生でも手が届く価格であるにもかかわらず、どこを見ても高品質な仕上がりです。
楽器としての個体差はあれど品質にばらつきは見られず、木材の加工から出荷前の検品まで生産工程の管理が徹底されているのだと感じます。
市場にある同価格帯のギターと比べると、どのモデルも頭一つ以上抜けた品質とポテンシャルを持っています。
楽器の仕上がり一つ一つからも、手に取った演奏者が快適に良い音を奏でられるべく、コストの許す限りギリギリまで攻めて良いものを作ろうという日本の職人の精神と、新しい技術・設備を取り入れ工程の効率化とクオリティを維持する企業としての努力が感じられます。
本ギター「EOS-ASH-R」は FGN Guitars の上位グレード「Expert」シリーズのモデルで、厳選された上質な材が使用されており、そのクオリティも相まってハイエンドギターと比肩するレベルの完成度を誇ります。
黒々とした目の詰まった質の良いローズウッド指板と、木取りの関係から高価で希少な”柾目材”=クォーターソーンメイプルが使われたネックは、膨大な木材の保管量を誇るフジゲンならではです。
演奏性と必要十分な材の厚さが考慮されたオリジナルシェイプのグリップは、握った際に角を感じない丁寧な仕上げで、いつまでも触れていたくなる程です。
ギターの演奏性において最も重要なネックは、ゼロコンマの精度が求められる大変シビアな部位でクラフトマンの腕が試されます。
特許技術C.F.S(サークルフレッティングシステム)で打ち込まれたフレットは、テクニカルなプレイヤーが求める超ローアクションにしても、音詰まりや致命的なバズが発生することは無く、フジゲンの技術力の高さが伺えます。
ジョイント強度/面積とハイポジションでの演奏性を両立した「ムーンサルト・ヒール・カッタウェイ・ジョイント」は、最終フレットまでのスムーズなアクセスを可能にしています。
1弦側のホーン裏が深くカットされているところも注目ポイントです。
ボディシェイプは、抱えやすくも極端なダウンサイジングは行われておらず、馴染みある響きが特徴です。
ペグ/ブリッジともに信頼のGOTOH製ハードウェアで、ブリッジは現代のハイエンドギターの業界標準ともいえるような「510TS-FE1」が搭載されています。
他にも様々な良いところが盛りだくさんの FGN Guitars ですが、総評としてここまで高精度/高品質であるにもかかわらず、そのクオリティからは考えられない価格設定で販売されています。
このような楽器メーカー・ブランドは世界中どこを探しても「フジゲン」のみだと筆者は感じます。
楽器業界において、日本の丁寧なモノづくりとその抜きんでたクオリティを維持した大量生産は唯一無二でしょう。
筆者も FGN Guitars ・フジゲン製のギターをいくつも所持してきましたが、どの個体もクオリティにばらつきが無く木材の質も安定しており、大変驚かされました。
学生でも手に入れることが出来るような金額にも拘らず、木材の質もハードウェアも、どこを見てもコストカットがされたような箇所は見当たらず、大変素直で扱いやすく良い楽器です。
機会があれば是非フジゲンの楽器を試されてみてください。
愛着のある楽器を売るなら「管弦屋」!
ご納得のいく査定でがんばらさせて頂いております。
大事にご使用されてた楽器を次のユーザー様につなげる使命感も他店には負けません。
全国対応可能です。買取方法は宅配や出張など様々。お客様の一番よい方法で対応させて頂きます!
もちろん費用は全て無料でございます!お気軽にお問い合わせください。
査定のご依頼はこちらのURLから!
https://gakki-kangenya.com/contact/
楽器買取の管弦屋(かんげんや)ではLINEでの査定もやっています!
お友達登録は↓こちらのQRコードよりご登録ください。
もちろんLINE査定も無料です!
お家に眠っている楽器などございましたら、お気軽に申込ください!