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こんにちは!
今回は「Fender Japan」の「ストラトキャスター」のモデル名の意味について解説していきます。
1.「Fender Japan」について
2.年代別の特徴と3つの分類
3.モデル名の意味
4.最後に
1.「Fender Japan」について
フェンダージャパンは1982年にフェンダーと富士弦楽器製造(現在のフジゲン)の共同子会社として設立されました。
Fender Japanブランドは1982-2015年までの間、本家Fenderの1950年代/1960年代/1970年代のギターをモチーフにしたレプリカモデルを、日本で生産し本家Fenderより安い価格で販売していました。
2.年代別の特徴と3つの分類
それぞれ外観や大まかなスペックから50年代モデル、60年代モデル、70年代モデルの3つに分類することが出来ます。
・50年代モデル
モデル名は主にST-54/ST-57/ST-58。
外観/スペックの特徴…メイプル指版・ネジ8点止めピックガード、4点止めネックプレート
・60年代モデル
モデル名は主にST-62/ST-66/ST-68。
外観/スペックの特徴…ローズウッド指版・ネジ11点止めピックガード、4点止めネックプレート
・70年代モデル
モデル名は主にST-72。
外観/スペックの特徴…ネジ11点止めピックガード、3点止めネックプレート、ラージヘッド
3.モデル名の意味
ここからは本題のモデル名のお話ですが「ST57-93TX」を例として説明します。
「ST」はギターの種類を意味しています。ストラトキャスターの場合「ST」となります。
「57」はレプリカ元となったモデルの年式を意味しています。
「93」は当時の販売価格を意味しています。*
「TX」はアルファベットが入りそのアルファベットによって、搭載されているピックアップや、使用されているボディ材、塗装の種類や仕上げが何が採用されているのかを表しています。
「TX」の部分にあたるアルファベットはたくさんの種類がありますが、ここではその一部をご紹介します。
これらを踏まえて「ST57-93TX」を読み解くと以下のようになります。
『57年式のストラトキャスターのレプリカモデルで、販売価格は93,000円。
テキサススペシャルピックアップを搭載しボディ材はアルダーを採用。』
※2008年の価格改定の際、型番から価格を示す数字が無くなる変更がなされています。
4.最後に
いかがでしたでしょうか。
「以前親や兄弟知人から譲ってもらった楽器だけど、どんなモノなのかわからずじまいだった…」なギターも実はすごくレアで価値の高いモデルだったなんてことも珍しくはありません。
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